大根・かぶ・にんじん

使用方法(施用量10a当り)

  • 稲ワラ・麦ワラなどの繊維質に富んだ植物性の有機物の10a当り2t程度をエヌケイ-52、5~7袋とチッソ分(硫安10kg、または尿素5kg)と共に鋤き込みます。鋤き込みは播種前1ヶ月以上とします。
    完熟を早めるために、予めカッターされた稲ワラ等のマルチを本圃に使用して分解を促進し、収穫と同時に残渣と共に鋤き込むのが望ましいです。
  • 未熟堆肥を使用する場合は、10a当り2t程度をエヌケイ-52、5~7袋と共に播種2週間以上前までに鋤き込んで下さい。
  • ネコブ、ネグサレセンチュウの予防、防止する為には、完熟堆肥を施用するより生ワラ等を直接鋤き込むのが効果的です。

効果と注意

  • 根の酸素要求量が高く保水力があり、しかも排水良好な団粒化した土壌を好みます。この為には有機物の投入が不可欠ですが、土中で速やかに完熟しなければ、岐根やひげ根の原因となります。
  • 有機物が腐熟化の過程で発生する炭酸ガスは、種子の発芽、生育に悪影響を及ぼします。エヌケイ-52の繊維素分解菌群は好気、嫌気のいかなる状態でも、速やかに繊維素を分解して腐植を作ります。
  • 光合成細菌の分泌物(ウラシル+プロリン)及びカロチノイド色素により糖度の高い、色鮮やかな高品質のものになります。
    特に、肌のつやを良くし、寝腐れの原因には高い効果を発揮します。

サツマイモ

使用方法(施用量10a当り)

  • 麦類等の稲科作物をサツマイモの前作に栽培し、土壌クリーニングと腐食増加のため10a当りエヌケイ-52を5~7袋とチッソ分(硫安10kgまたは尿素5kg)をサツマイモ作付け2週間以上前までに鋤き込むのが理想です。
  • 稲ワラ、青刈用ソルゴー、芋づる等の鋤き込みは上に準じますが、ソルゴー、芋づるの場合はチッソ分を添加しないで下さい。
  • 未熟堆肥を使用する場合、10a当り1t~2tにエヌケイ-52を5~7袋作付け2週間前までに鋤き込んで下さい。

効果と注意

  • 前作の残渣が分解されずに残ると、紫紋羽病、かいよう病、センチュウの病巣になります。エヌケイ-52の連合作用で、繊維素分解菌、放線菌群の単相化した微生物相を多様化させます。
  • エヌケイ-52の微生物群が有機物を速やかに分解して、無駄なチッソ分を菌体タンパク(有機態チッソ=地力チッソ)とし、つるぼけ知らずの土壌に変えます。
  • イモの肥大が良く、小玉が極端に少なくなります。
  • 肌が非常に美しく糖度があがります。
  • エヌケイ-52を使用すると、タンカル、苦土等の石灰資材は不要です。